長年愛用したTOSHIBAレコーダーD-M430の異音、原因はコンデンサーだった!DIY修理レポート

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我が家で大活躍しているハードディスクレコーダー、TOSHIBAの「D-M430」。6チャンネルをまるごとタイムシフト録画できるので、本当に重宝しています。

しかし最近、電源を入れると「キーン」という高周波の異音がするようになりました。一度気になると、ずっと耳についてしまいます。

異音の原因を探る

まず疑ったのは、回転部分であるハードディスク(HDD)か冷却ファンです。早速、レコーダーのカバーを開けてみることにしました。長年の使用で、中はかなりホコリが溜まっていました。

HDDとファンを取り外した状態で電源を入れてみましたが、残念ながら異音は止まりません。どうやら原因は別の場所にあるようです。

原因判明!犯人は電解コンデンサー

他に原因がないかインターネットで調べてみると、同じ機種で同様の症状に悩まされている人が多くいることがわかりました。そして、そのほとんどが「電源基板の電解コンデンサーの劣化」が原因であると指摘していました。

なぜコンデンサーが劣化すると異音がするのか?

レコーダーのような電子機器の多くは、「スイッチング電源」という装置で電気を制御しています。これは電気を非常に高速でオン・オフすることで、効率よく安定した電力を供給する仕組みです。

電解コンデンサーは、この高速スイッチングによって生まれた電気の波(ノイズ)を吸収し、流れを滑らかにする「ダム」のような重要な役割を担っています。

しかし、コンデンサーが経年劣化すると、このダムの機能が低下してしまいます。ノイズを吸収しきれなくなった結果、不安定な電力が電源基板にあるトランスやコイルといった他の部品に流れ込みます。その結果、それらの部品が高速で振動し、人間の耳に聞こえる「キーン」という高周波の異音(コイル鳴き)として発生するのです。

我が家のレコーダーの基板を確認してみると、まさに情報通りの場所に3つの電解コンデンサーが。見た目では膨張などの異常は見られませんでしたが、おそらくこれが原因でしょう。

いざ、コンデンサー交換!

原因が特定できたので、早速修理に取り掛かります。

  1. 部品の調達: 基板についているコンデンサーと同じ規格(1000μF 16V)のものをAmazonで注文しました。
  2. 分解: レコーダーのネジをすべて外し、フロントパネルや基板を丁寧に取り外していきます。
  3. 交換作業: ハンダゴテを使って、基板から古いコンデンサーを3つ取り外します。そして、新しいコンデンサーを極性(+とー)を間違えないように注意しながらハンダ付けします。

結果は…

すべての部品を元通りに組み立て、緊張しながら電源をオンに。

すると… 見事にあの不快な高周波音が消えていました!

静かになったレコーダーを見て、思わずガッツポーズ。自分で修理できたことで、このレコーダーへの愛着がさらに湧きました。これからもまだまだ活躍してもらえそうです。

もし同じような症状でお困りの方がいれば、自己責任にはなりますが、コンデンサー交換を試してみる価値はあるかもしれません。

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この記事を書いた人

こんにちは、nicoと申します。
このブログは、59歳、定年まで1年を切った私が、「これからの人生」を少しずつ実験しながら綴る自由研究の記録です。

テーマは決して専門的なものではありません。
メダカやリクガメとの小さな暮らし、パソコンやスマホを使った動画編集、古いスクーターの整備、そして地域とのかかわり。
そんな日常の中で「試してみたこと」「感じたこと」「役立ちそうな情報」を、記録しながら発信しています。

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